mirocomachiko

この 数日間 何度も いろんな人と 握手した

手を 握ることで あげたり もらったり できるのは 人間の おもしろいところ

つむじ風と 共に 雨と 寒さが どっかへ 行ってしまった！

みんなが 気持ちの良い方へ 自由に 流れて 渦巻いて つむじ風みたいに 舞い上がって いった

終わって 外に 出たら 月は 少しだけ 欠けてて 霧が かかって もやもやと 七色の 輪っかが できてて

風は すっかり やんでいたけど 心の中は びゅんびゅん

『Memory』中之条ビエンナーレ

イサマムラにて

Live：原田郁子とASA-CHANG

Live Painting：ミロコマチコ

Installation art：佐野彩夏

いろんなものを 感じながら 明日の 心の準備 と 体操

全身で 雨を うけてる

近所の 野良猫の ケンカが はじまって

おお  秋がくる気配

季節によって 体が 変化する 猫たち 虫たち 植物たち

きっと 人間の 中にも あるはず

からだごと うつりかわろう

人間が 体から 出せるものを いっぱい 感じた！

絵を 描くことに 全然 慣れない

毎回 初めてのことのよう

今日は 朝から 音楽が いらなかった

夜に 映画を 観に 行く

ああ  このために 静かな 昼間を 過ごしたのかもしれない と思った

個展前、毎回思う

画家で 良かったなぁって

ひとりで 絵と 毎日向き合いながら

画面に 何かの形跡を つけていくだけなのに、

なんで こんなに 心が 高ぶっていながら 落ち着いていくのか

自分と 絵と 周りの音と 空気だけの 時間が 流れていくことが たまらなく 好きだなぁ

夜眠る前、布団の中での会話。

「なんで うちは 家の中やのに 虫の声が こんなに 聴こえるんやろねぇ」

「古いからとちゃう？」

「でも 気持ちええねぇ」

なんて 話していたけど ずっと 窓が 開いていたのでした。

いつから 空いていたんだろう、引っ越ししてきたときから かもしれない。

目薬をさすと 耳の奥で ドォーーンと 音が 鳴る

目の中に 落ちたの音 なのかな